中部学生就職協議会連合会にて代表の野上が講演を行いました

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中部学生就職協議会連合会 令和8年度総会講演会にて、大学キャリアセンター職員および企業人事担当者の皆様188名を対象に、「就活(採用)早期化時代のミスマッチを減らす」をテーマとした講演を行いました。

代表の野上琢磨が登壇し、自己認知を軸にした就活支援・人事設計のあり方について、約60分にわたりお話ししました。

<講演の内容>

テーマ:

就活(採用)早期化時代のミスマッチを減らす

内容:

  1. 入社後に起きるズレ、就職活動の現状
  2. Z世代のインサイト(育った環境、社会人になって直面していること)
  3. 定着・活躍を生むパターンと必要なキャリア支援・人事施策

日時:

2026年4月10日(金)13:30〜16:00(総会・講演会)

場所:

名古屋ガーデンパレス 3階 栄の間

参加者:

大学59校64名、企業115社124名、計188名

<講演の様子>

講演の冒頭で語られたのは、野上自身の原体験。

「自分の仕事=テニス」と信じていた25歳の時、膝の故障によるドクターストップで人生に絶望するも、ある経営者との6時間の対話によって「テニスしかない」という固定的な認知がひっくり返り、新たな道を切り拓いていったといいます。

「認知(ものの見方)を変えることで人生が動き出す」——本講演全体を貫くメッセージの出発点です。

前半のテーマは、就職活動の現状とZ世代のインサイト。

学生は「知名度」「安定感」で入社先を選ぶ一方、退職理由の第1位は「キャリア・個人成長」であり、外見で選び内面で崩れる構造が浮き彫りになります。

その背景として提示されたZ世代の特徴は3つ。将来への「不安」、コントロールできないものに身を委ねたくないという「自己決定」、SNS比較環境の中での「他者目線」。これらが就活中の選び方と入社後の辞め方の両方を形づくっていると指摘されました。

後半は、定着・活躍を生む具体的なアプローチへ。

学術研究の知見をもとに、入社後の施策以上に「入社前の認知変容」が定着・活躍に大きく寄与することが示されました。仕事のリアルと結びつけながら「やりたい(内発的動機)」と「やれそう(自己効力感)」を育むこと。そのためには囚われからの解放が不可欠であること。

企業においても、内定期間中の「就業レディネス」の育成が鍵になるという提案がなされました。

講演の最後に、以下のメッセージが改めて伝えられました。

  • 若手の離職は、「労働条件への不満」よりも、「成長できるか・何が積み上がるかという不安」へシフトしている
  • その背景には、就活が表層条件に引っ張られやすく、本質条件のズレが入社後に顕在化しやすい構造がある
  • 重要なことは、条件を合わせるマッチングだけでなく、入社前に自己認知を深め、仕事への内発的動機、自己効力感を育てることである
  • 自己理解は、場当たり的なふりかえりではなく、構造的に自分を捉える必要がある
  • 理想のリアリティをつくるうえで早期の就業経験が重要となる
  • 企業は、入社後の施策だけでなく、内定後から自己理解・動機形成・キャリアの見通しを深めることが、定着・活躍に繋がる

質疑応答では参加者から複数の質問が寄せられ、大学と企業それぞれの立場から活発なやり取りが行われました。

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